桃色めがねでみた世界

私の目からみた世界や、私の感じたこと、考えたことについて、気ままに綴っていきます。

ヤドカリの舞台

前回の投稿に引き続き、正面から撮影シリーズ。

 

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夜の海で、ベニホンヤドカリとご対面です。(2016.9.24 越前)

 

ヤドカリはカメラを向けると殻の中へ引っ込んでしまうことが多いので、

いつも撮影に苦戦するのですが…

このヤドカリは、スポットライトを浴びて大きなカメラを向けられているにも関わらず、カメラに向かってずんずん歩いてきました。

こわいもの知らず?目立ちたがりや?何はともあれ、いいモデルさんでした。

 

最近は室内で作業していることが多いので過去の写真を投稿していますが、

来週には紅葉を見に行きます!!

写真の練習も兼ねて、楽しんできます。

好奇心の秋

季節はすっかり秋になり、少しずつ冬の足音も聞こえてきました。

 

秋といえば、読書の秋、食欲の秋、などというように

楽しいこともたくさんありますが、

その一方で

寒いし、枯葉が落ちてくるし、日は短いし日当たりは悪いし、

年末・年度末に向けて忙しくなってくるし…で、

気持ちが落ち込みがちな季節でもあるかもしれません。

 

わたしも最近、ちょっとつかれてきたなあと思っていたところです。

が、写真を整理していてこれをみつけて…

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(カメラに向かって突撃してくるスズメダイ

 

このスズメダイのように好奇心旺盛に、

秋のいいもの見つけていこうという気持ちになりました。

せっかく毎日生きるのだから、ゆっくり、周りの景色をよく見て、

この季節にしかないこと、楽しんでいきたいですね。

 

わたしは柿が大好きなので柿をたくさん食べて、

今までに行ったことのない紅葉スポットを巡ってみたいなと思っています。

 

あなたはこの秋、何をして過ごしますか?

 

有馬温泉に癒される

友人と日帰りで有馬温泉に行ってきました。

温泉をじっくり楽しむ機会なんて今までなかなか無かったので、

わくわくしながら出発です。

 

バスに揺られて温泉街に到着すると目の前にまんじゅう屋さんやおだんご屋さん、漬物屋さんなどがずらり。

あつあつのおまんじゅうと梅昆布茶をいただき、炭酸せんべいの試食をしてから温泉に向かいます。

 

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温泉へ向かう途中、目に飛び込んできたのはこちら、有馬川です。
川沿いで遊ぶ親子連れや子どもたちの様子がなんとも微笑ましい。

 

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有馬川周辺の木々は少しずつ色づき始めていました。

もう少しでこの辺りも紅葉シーズンですね。

木の下に見えている真っ赤な欄干は、「ねね橋」という小さな橋の欄干です。

「ねね」とは、豊臣秀吉の正妻のこと。

有馬温泉には、秀吉やねねにちなんだ像や建造物がたくさんあります。

かつて戦乱が続いていた時代、有馬温泉には病や傷を癒しにたくさんの人々が訪れたそうですが、秀吉とねねも有馬温泉をこよなく愛していたのだとか。

やがて有馬温泉は大火や地震により大きな打撃をうけてしまいますが、

そのとき秀吉とねねは温泉の復興に尽力し、

現在に至るまで「有馬の恩人」として語り継がれることになったそうです。

 

 有馬温泉には数多くの温泉施設がありますが、その中から今回は「太閤の湯」というところを選びました。「太閤秀吉」の太閤ですね。

 

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 太閤の湯の入り口。ひょうたん型の看板です。

 

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太閤の湯の外観。少し、「千と千尋の神隠し」の湯屋に似ているような…?

内装もあの湯屋を彷彿とさせるようなデザインになっていて、ジブリ好きとしては心が踊りました。

 

太閤の湯の素敵なところは、とにかく温泉の種類が多いこと!

今回わたしたちは、6種類ほどの温泉をじっくり堪能したあとソフトクリームを食べて休憩し、その後岩盤浴でしっかり汗を流して再び温泉に浸かる…という贅沢すぎることをしました。

わたしは肩こりがひどいのですが、温泉を出たあとはずいぶんと楽になっていて体が軽く感じました。休日にゆっくり温泉に入るのは良いものだなと思いました。今後も色々な温泉を巡ってみたいです。

 

太閤の湯を出たあとは、その真向かいにある「ねねの小径」という小道を散歩。

ここには数種類のハーブや草花が植えられています。

 

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中でも一番目を引いたのは、まっすぐ伸びる可愛らしいこの花。

淡い黄色が綺麗です。

日本の花ではありませんが…。

ウィンターコスモスといって、北アメリカ原産の、8〜12月に咲く花だそうです。

 

散歩を終えたあとはおだんご屋さんに寄り、できたてのみたらしだんごを食べて帰りました。心身ともにすっかりほぐれて、帰りのバスではぐっすり寝てしまいました。

 

日本の温泉文化は本当に素晴らしいなあと実感できた1日でした。

温泉のもつ治癒効果やリフレッシュ効果に気がついた先人たちに感謝です。

ときどきこのようなリフレッシュを挟みながら、またがんばっていきたいと思います。

 

 

 

三鷹の森に迷い込む

夜行バスで東京へ旅行に行ってきました。

f:id:slowdreamer:20161001195956j:plain明け方、行きのバスが休憩のため停車したサービスエリアからはすばらしい景色が。

幸先が良いです。

 

わたしが乗っていたバスは何の変哲もない大型バスだったはずなのですが…

本当は普通のバスに化けたネコバスだったのかもしれません。

やがてわたしは三鷹の森ジブリ美術館に辿り着くこととなりました。

 

ジブリ美術館の外観は、異世界の不思議なお屋敷のよう。

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すてきな外観に吸い寄せられて、中に入るのが待ち遠しくなります。

 

 

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かわいらしい玄関をくぐって、いよいよ中へ!

 

…おっと、ここから先の写真はありません。なぜなら…

受付で手渡されるパンフレットに、こんな文言があるからです。

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さすがはジブリです。

パンフレットに書かれている言葉ひとつとっても、考えさせられるものがあります。

 

というわけでここからは、わたしが心の中にしまって持ち帰ってきたことを

ことばに置き換えてみなさんにお見せしたいと思います。

細かい感想は色々とあるのですが、ひとことでまとめると、

「この世界にたしかにいる、不思議なものたちの存在を感じさせてくれる場所」

だと思います。

ジブリの世界には不思議なひと?もの?がたっくさんでてきます。

そのすべては架空のものではありますが、

それらにごく近いようなものはこの世界にも本当にあるのだと思います。

そうした不思議なものたちの存在を日々感じることができたら、

世界はすごく豊かになるかもしれません。

その逆に、不思議なものたちに気がつかなかったり、

気づいていても無視したり軽視したりすると、

大切なことを見落として

色々なバランスが崩れてしまうのではないかという気がします。

人々が、精霊や妖怪などと

ずーっと一緒に生きていける世界であれば良いなと思います。

 

それからこの美術館、アニメーション制作の流れや作り手の方々の仕事の様子、

アニメーション技術の仕組みなどが詳細にわかるという点でもかなり面白いです。

何時間でも飽きずに居られそうな、すてきな美術館でした。

東京へ行かれる際にはぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。

あっ、でも入館は完全予約制なのでご注意くださいね!

 

【おまけ】

三鷹の森から無事抜け出し、浅草寺でおみくじを引いたら…

なんと生まれて初めての大吉でしたとさ。

良いことあるかな。

 

 

 

 

 

 

越前海岸の夏 その2

先月下旬のことですが、ふたたび越前の海へ行ってきました。

越前では7月末にも一度潜りましたが、1か月経っただけでも見られる生きものは変わります。というわけで今回は、8月下旬の越前で出会った生きものたちを紹介したいと思います。

 

潜り始めて間もなく、岩場にずっしりと構えていたのはこちら。

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カサゴ様です。見るたびに思うのですが、カサゴってなんだか貫禄があります…。

カサゴはよく縄張り争いをするそうですが、わたしはまだその様子を見たことがありません。きっと迫力ある争いなのでしょう。一度は見てみたいものです。

 

岩場を泳ぎ続けていると、次はこんなものを発見。

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…ただの岩を撮ったわけではありません。よく見ると、岩と岩との間に小さな点がたくさんあるのがわかるでしょうか?この白い点、元気良く動き回っていたので、もうすこし近づいて見てみました。

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おお、何らかの甲殻類です!(笑) ピントはなかなか合わないし、詳しいことはわかりませんが…。エビの幼生でしょうか??

今はこんなにたくさんいますが、このうちのどれだけが無事おとなになれるんでしょう?思わず応援したくなります。

 

次はかわいい編。

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白い斑点模様が可愛らしい、アミメハギの幼魚です。

アミメハギは、周りの環境によって体の色が違います。たとえば、緑色の藻の近くにいるアミメハギは緑色をしています。

この子は茶色のホンダワラの周りを泳いでいるので、ホンダワラによく似た茶色っぽい体ですね。

 

最後は、おもしろい形の生きもの。

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ホヤです。まるで未知の惑星のようです…。色も鮮やか。

ホヤは色や形が本当に様々で、見ているだけでも楽しいものです。

 

この他にも、スズメダイ、コケギンポメバル、ボラ、キジハタなどたくさんの生きものたちに出会い、今回も楽しいダイビングとなりました。

大好きな日本海ですが、あと一か月ぐらい経つと、水温や海況の関係で日本海には潜れない季節になります。

冬になったら、今度は太平洋を満喫したいと思います!