桃色めがねでみた世界

私の目からみた世界や、私の感じたこと、考えたことについて、気ままに綴っていきます。

捨てたいもの

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まるで星が降っているかのような景色の中に、

透き通った体のガラスハゼ。

 

私もこんな風に透き通っていられたらな、と思います。

いつからか、私の周りには少しずつ殻ができはじめ、

それはいつの間にかどんどん分厚くなって、

本当は自分の身を守るための殻だったはずなのに、

今や足枷になっている。

破りたくてもなかなか破れない殻、

窮屈で息苦しくなってくる。

 

人はおとなになるとき、

皆このような悩みをもつものでしょうか。

 

今まで必死で蓄えてきた防具を、

取捨選択して捨てる。

そういうステージに、私はいま来ています。

 

ありがとうございます

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このブログを始めてから約1年が経ちました。

読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。

私が日々の生活の中で見つけた素敵なものや

そこから感じたことなどを発信することで、

私自身の気持ちを整理すると同時に

読む人を少しでも元気づけられればという思いで書いています。

 

相変わらず更新頻度は低めですが、

時々思い出して読みに来ていただけると嬉しいです。

 

生きることは、間違いなく大変なことですが、

それでもあたたかくて素晴らしいことだと

私は若造なりにも思うのです。

その思いを裏付けられるようなブログにできたらと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

大瀬崎初潜り

季節はすっかり夏になりました。

ずっと憧れだった関東屈指のダイビングスポット、

伊豆半島の大瀬崎へ先日潜りに行きました!

今までは西日本の海をメインに潜ってきた私ですが、

関東の海ではまた違った景色や生き物に出会えてとても新鮮でした。

 

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見て見て!

…と言わんばかりの鮮やかな色彩が目立つオキゴンべ。

 

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メバルとトゴットメバルの幼魚。

背中に黒い斑のあるのがトゴットメバルです。

みんなで追いかけっこをするかのように、

海藻の間をすばしっこく泳ぎまわっているのがとっても可愛い。

子どもが可愛いのはどんな動物にも共通ですね。

 

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 ヤギの一種と、トゲトゲトサカ(?)

無数に伸びる触手が幻想的です。

 

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引き込まれるような美しさのキサンゴ。

 

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トラギス。

顔の模様が綺麗なので、顔の写真がうまく撮れるまでトラギスとにらめっこしました。

 

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岩陰から覗くアカハタ。警戒しています。

写真を撮ろうとするとすぐに岩陰へ逃げ隠れてしまうので、

岩の外で待ち伏せしていたらこのようなショットが誕生。

 

 

生き物の行動の様子をよく見て、

生き物が良い表情を見せてくれるのを待ちつつ、

駆け引きしながら写真を撮っていくのは本当に楽しいことです。

生き物たちもそう簡単には良い写真を撮らせてくれないけれど、

それがまた面白くて。

言葉は通じませんが、一緒に遊んでもらっているような気持ちになります。

いつもたくさん遊んでくれる海に感謝。

また必ず潜りにきます。

 

 

 

 

楽器あそび

外はだんだんと暑くなり、夏の匂いがしてきました。

夏は外遊びも楽しいけれど、涼しい家の中で過ごすのも良いものです。

そんなわけで今日は私の休日を彩る、我が家の楽器事情について。

 

私の家には3つの楽器があります。

カリンバ、オカリナ、そしてクラシックギターです。

 

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左がカリンバ、右がオカリナですね。

カリンバは「親指ピアノ」とも呼ばれるアフリカ生まれの楽器です。

名前の通り、横に並んだ細長い金属板を親指で弾くと音が出ます。

この楽器の素晴らしいところは、

特別な練習をしなくても、誰がどんなふうに弾いても、

音楽になるというところです。

思うままに即興で弾いて、可愛い音色に癒されることができます。

そのうえ、私の持っているカリンバは「琉球音階」のカリンバです。

琉球音階には「レ」と「ラ」の音がありません。

この琉球音階カリンバなら、リズムさえ狂わせなければ

誰でも琉球音楽を楽しむことができるのです。

 

続いて、オカリナ。

私の大好きなトトロが吹いている楽器とあって、長い間私の憧れの的でした。

まだ練習を始めたばかりで全然演奏できませんが、

一音出してみただけでも、柔らかく深い音にほっとしました。

これからどんどん仲良くなりたい楽器です。

 

そして最後に、クラシックギター

大学時代の4年間、夢中になって弾き続けた楽器です。

いま家にあるマイギターは、10軒以上の店を巡って、

自分にしっくりくる音のギターを探しに探して、やっと出会ったものです。

そんな大事な相棒であるにも関わらず、

この2年間ほどは他のことですっかり忙しくなり、放置してしまいました。反省。

ギターは生きているので、

弾き手が良い弾き方でたくさん弾き込めば

そのぶん良い音をしっかり出してくれるようになります。

逆に弾き手の弾き方が悪かったり、あまり弾かなかったりすると

ギターもあまり音の出ない楽器になっていきます。

この頃はギターを弾く時間もとれそうになってきたので、

練習を再開して、マイギターが再び良い音を聞かせてくれるよう

少しずつ頑張りたいです。

 

 

 

ごはんと、本と、歌

近頃の私を元気づけてくれるもの、

それは ごはんと、本と、歌です。

 

先ほど、明日の仕事へ持っていくためのお弁当を作りました。

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さかなを食べて、午後も頭をフル回転させましょう。

 

まだまだ慣れていないので

仕事の前日は不安な気持ちになったりもするのですが、

こうやってお弁当を作っておくと仕事に行くのが楽しみになってきます。

食の力は偉大なものです。

 

そして、私の通勤時間を充実させてくれるのはこちらの本。

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森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」です。

最近映画になったので知っている方も多いと思います。

私はまだ読んでいる途中ですが…かなり面白いです。

この作品で描かれているのは不器用な「先輩」と、

純粋でちょっと鈍い「黒髪の乙女」との歯がゆい恋模様。

…と、この時点で十分面白いのですが、それだけではありません。

作品中には、京都の地名や街並みがとても詳細に描写されています。

京都に住んでいる人、住んだことのある人ならぜひ読んでみることをお勧めします。

自分の馴染みの土地でファンタジックな物語世界が繰り広げられていることに、

懐かしく満たされた気持ちになるのではないかと思います。

 

通勤電車の中というのは、

黙って乗っていれば恐ろしく退屈で長大な時間が流れてゆきます。

けれど本を読んでいれば、それほど苦痛を感じることもなく、

気づけば目的の駅に到着しています。

今や本は私にとって、電車に乗るときのお守りのようなものです。

 

そして最後に、歌。

家にいるときはよく音楽を流して、元気をもらっています。

最近良いなと思っている曲は、

ししゃも さんの「明日も」です。

私の心を鼓舞してくれる、

今の時期にぴったりの素敵な曲です。

 

ごはんと、本と、歌。

どれもささやかな楽しみではありますが、

これからも大切にしていきたいものです。

人を幸せにするためには、

まず自分が幸せでなければならない、と私は思うからです。