越前海岸の夏
先日 ( …といっても7月末のことなのでだいぶ前ですが ) 、福井県の越前町へダイビングに行ってきました。
猛暑が続く毎日、海の中もすっかり夏模様です。
今日はそんな夏の海の様子をお届けします。
1. 海に浮かぶ風鈴
水面にぶら下がるように漂っているアオリイカ。
風鈴のように音は鳴りませんが、見ているだけで涼しくなります。
アオリイカたちはこうして静止していたかと思うと、
時々みんな一斉に体を水平にして泳ぎだし、
すこし泳ぐとまた一斉にぶらーんと静止する
…という動きを繰り返していました。
2. シロウミウシのかくれんぼ
周囲の黄色になじんでいるシロウミウシ。
越前海岸ではよく見かけるウミウシです。
3. 海松がいっぱい
ここにたくさん生えている深緑色の海藻、
「ミル」という海藻ですが、漢字では「海松」と書くそうです。
枝分かれしたような形が松に見えるでしょうか。
4. まっしぐら
5. きらめき群泳
マアジの群れが、鮮やかな黄色をきらめかせながら泳いでいました。
この黄色、水揚げされたとたんに黒ずんで失われてしまいます。
海中にいるときと水揚げ後では、同じ生き物に見えないぐらい。
不思議なものです。
ここの海は日本海。一見地味な海ですが、
ゆっくりじっくり見ていくと
たくさんの生き物が、いろんな姿を見せてくれます。
季節によっても大きく表情を変える越前の海は、
わたしの最も好きな海のひとつです。
また近々遊びに行こうと思います。